歯学部進学を考える中学生・高校生の保護者向け 読了目安:7分

「歯学部を考えているけれど,このままの勉強でよいのだろうか」。不安をうまく整理できていない段階でも,ご相談いただけます。

「子どもは理系科目が苦手。歯学部を目指せるのだろうか」

以前,歯科医師の保護者の方から,「子どもは理系科目が苦手で,文理選択に迷っている」というご相談をいただいたことがあります。

ご自身が歯科医師であっても,お子さまの勉強をどう支えればよいかまで,すべて分かるわけではありません。ご自身の受験時とは入試や学校の履修が違い,得意不得意や勉強の進め方も,親子で同じとは限らないからです。

今,数学や理科が苦手であることだけで,歯学部という選択肢を閉じる必要はありません。まずは,どこで困っていて,どのような学習が必要なのかを具体的にすることから始めましょう。

このページでは,歯科医師のご家庭をはじめ,お子さまの歯学部進学を考えている保護者の方へ,中学生・高1・高2,高3に上がる時期からの学習相談について説明します。

「向いていない」と決める前に,苦手の中身を見たい

数学や理科の点数がよくないと,「理系に向いていないのでは」と心配になると思います。ただ,同じ点数でも,必要な対応は異なります。

数学なら,計算が遅いのか,公式を覚えていないのか,解説は分かるのに自分で方針を立てられないのか。化学なら,知識不足なのか,反応や量の意味を理解できていないのか。答案と実際に解く様子を見なければ,点数だけでは分からないことがあります。

「この子には難しい」と判断する前に,学習で改善できる部分がどこにあるかを確認したいと思います。キタノジュクでは,必要な内容へ戻り,説明と練習を組み合わせて,自分で解ける問題を増やします。

「もっと勉強しましょう」で終わらせず,本人の理解や取り組み,学校の進度,学習に使える時間を見ながら,何を復習し,何を練習する必要があるかを具体的にお伝えします。

本人の希望と,日々の勉強がつながっていないとき

「歯学部に行きたい」と言うのに,勉強しない

進学したいと言っているのに机に向かわない姿を見ると,本気なのかと感じることもあるでしょう。ただ,勉強が進まない理由を,やる気だけで考えない方がよい場合もあります。

何をすればよいか分からない。問題集が難しく,開いても手が止まる。頑張っても点数につながらず,どうせできないと思っている。そのような状態なら,叱ることを増やすより,今できる内容と具体的な課題を示すことが必要です。

授業では理解を確かめ,宿題で自分の力で取り組めるかを確認します。「勉強しなさい」という大きな指示から,何をどう進めるかが分かる状態へ変えていきます。

保護者は進学を望んでいるが,本人の気持ちが曖昧

本人の進路がはっきりしない段階でも,学習相談はできます。中学生や高1の時点で,将来の職業まで決め切れていないことは不自然ではありません。保護者の希望と本人の考えを聞きながら,今の学校の学習で何に困っているかを確認します。

歯学部への進学を決めていなくても,数学・英語・理科の学習は進められます。本人がほかの進路も考えている場合は,その希望も含めてお知らせください。

文理選択や志望校は,家庭だけで結論を急がなくてもよい

「数学が苦手だから文系にした方がよいのか」「国公立も目指してほしいが,負担が大きすぎないか」。こうした判断には,本人の成績だけでなく,志望先の受験科目と学校のカリキュラムも関わります。

文理選択後にどの数学・理科を履修できるか,学校で習わない内容がどれくらいあるか,ほかの学部も考えているかを整理します。保護者ご自身の受験経験だけで判断せず,現在の入試条件とお子さまの学校の授業に合わせて考えます。

学費などの事情から国公立を希望する場合や,私立との併願を考える場合も,その希望をお知らせください。学習面では,候補となる大学に向けて何を補う必要があるかを具体化します。

今の成績や,塾に通っていることだけでは分からないこと

学校の成績は悪くないが,受験にもつながっている?

定期テストで点数を取れていることはよいことです。そのうえで,問題集の答えを覚えて取っているのか,考え方を理解して自力で解いているのかも見たいところです。少し形が変わった問題や,日を置いた解き直しで確かめられます。

今の塾を続けるべきか,変えるべきか迷っている

まず,その塾で理解が進み,自分で解ける問題が増えているかを確認します。宿題が多いことや,難しいテキストを使っていることだけで,お子さまに合っているとは判断できません。

ただし,すべての科目を一度に変える必要もありません。英語は今の塾で順調なら続け,数学だけ別の指導を受けるという方法もあります。キタノジュクでも,他塾との併用や苦手な1科目だけの指導が可能です。

学習の確認を,親子だけで抱え込まない

「勉強の話をすると言い合いになる」「宿題をやったか,毎日聞くのに疲れた」。お子さまの進路が気になるからこそ,声をかける回数が増え,親子ともに負担になることもあると思います。

本人が「勉強している」「宿題はやった」と言っていても,実際にどれくらい理解できているかまでは,家庭からは見えにくいものです。気になるたびに尋ねても,「やっているから大丈夫」と返され,それ以上話が進まないこともあるでしょう。

キタノジュクでは,宿題の取り組み方や間違い方,授業中に自力で解けるかどうかを見て,学習の状況を確認します。宿題が進んでいなければ,内容が難しすぎるのか,取り組む時間が取れていないのかなど,理由を確かめて次の課題を考えます。

何から相談すればよいか,決まっていなくても構いません。気になっていることからお聞かせください。

中学生・高1・高2から相談する意味

キタノジュクでは,歯学部ではありませんが,中1の段階で数学につまずき,苦戦していた医学部志望の生徒を,中1の冬から指導したことがあります。その生徒は徐々に力をつけ,最終的に関西医科大学医学部医学科に現役合格しました。

指導のきっかけは,キタノジュクの卒業生の保護者を通じた口コミでした。本人が「塾に行きたい」と希望したことから始まったのではなく,保護者の方が,早い時期から指導を受けることを判断してくださいました。

私は,この早い段階で指導を始められたことが,その後の進路の可能性を広げるうえで大きかったと考えています。中学生のうちから数学のつまずきに対応し,理解と練習を積み重ねる時間を持てたからです。

本人が受験を強く意識する前から,指導を受けながら学習の土台を作り,意欲が育つのを待つこともできます。保護者の方が学習の様子を気にかけ,必要な時期に指導につなげることも,お子さまの可能性を広げる大切なサポートです。

歯学部を考えている場合も,今の数学や理科の苦手だけで進路を決める前に,まずは学習状況を確認したいと思います。中学生・高1・高2の段階から,今必要な学習を一緒に進めていきましょう。

相談では,お子さまの現状と次に必要なことを整理します

「歯学部を考えているが,このままでよいか心配」という段階でご連絡ください。歯科医師のご家庭に限らず,お子さまの進学を考えている保護者の方からご相談いただけます。

お話を伺い,学校の履修や教材,答案などを確認しながら,次のことを整理します。

  • 今,どの科目の何に困っているか。
  • 以前の内容に戻る必要があるか,現在の教材が合っているか。
  • 学校や他塾で進められることと,個別指導で補いたいことは何か。
  • 文理・科目選択の前に,学校や志望大学について何を確認するか。

最近の定期テストや模試の問題・答案,普段の教材,授業ノートなどがあれば,具体的な相談につながります。志望大学がまだ決まっていない場合は,現在考えている進路やご家庭の希望をお知らせください。

大阪・十三の教室での個別指導と,大阪・兵庫での家庭教師による指導を行っています。数学・英語・理科について,お子さまの状況に合わせてご相談いただけます。

よくある質問

子どもは理系科目が苦手ですが,歯学部を目指せますか?

目指せます。今の苦手だけで,進路を諦める必要はありません。まず答案や取り組み方を見て,知識・理解・練習のどこに課題があるかを確認します。そのうえで,必要な学習と,学校の履修や志望先との関係を整理します。

本人はまだ歯学部に行くと決めていません。相談してよいですか?

相談できます。進路を決め切ってから来ていただく必要はありません。本人の考えと保護者の希望を伺い,まず今の学校の学習で困っていることを確認します。ほかの学部も考えている場合は,その希望もお知らせください。

本人が受験勉強を始める気になるまで,待った方がよいですか?

指導を受けながら,本人の意欲が育つのを待つという方法をおすすめします。本人の気持ちは大切ですが,受験への意欲が高まるまで,学習面の準備も止めておく必要はありません。

中1の冬から指導し,関西医科大学医学部医学科に現役合格した生徒も,最初から勉強に前向きだったわけではありません。中学生の間は,それほど真面目に勉強していたわけでもありませんでした。それでも,授業を通じて理解し,練習する中で,積み上げられるものがありました。

本人が受験に向けて頑張ろうと思ったときに,それまでに身につけたことを使って先へ進める。そのために,今の学年で必要な学習を支えていきたいと考えています。

中学生から相談するのは,早すぎませんか?

早すぎることはありません。中学生には,今の学校の数学・英語・理科を理解する指導から行います。大学の過去問や,難しい受験教材に急いで取り組ませるという意味ではありません。

今の塾を続けながら,苦手な科目だけお願いできますか?

できます。今の塾で順調に学べている科目は続けながら,数学や化学など,困っている科目だけ個別指導を受ける方法もあります。教材や宿題を確認し,何を補うとよいかを考えます。

何が問題なのか,保護者にもよく分かりません。

分からないままご相談いただいて構いません。「成績が下がってきた」「宿題に時間がかかりすぎる」「勉強の話をすると嫌がる」など,気になっている様子をお知らせください。答案や教材,本人の取り組みを確認し,学習面の課題を具体的にしていきます。

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