大手の予備校や集団塾では,成績によってクラス分けやコース分けが行われることがあります。 もちろん,集団授業を成立させるためには,ある程度のレベル分けが必要な場面もあります。
しかし,実際にはそのクラス分けによって, 必要以上に疲弊してしまう生徒も少なくありません。
上のクラスに入ったものの授業についていけない。 下のクラスにいることが恥ずかしい。 コース落ちして,同級生に馬鹿だと思われたくない。
そのような気持ちは,決して珍しいものではありません。
クラス分けでよくある悩み
クラス分けがある塾では,次のような悩みが起こりやすくなります。
- 上のクラスに入ったものの,授業が難しすぎる
- 下のクラスだと恥ずかしいと感じてしまう
- クラス落ちして,同級生に馬鹿だと思われたくない
- クラス維持が目的になり,本来の勉強からズレてしまう
- 周りと比較して,自信をなくしてしまう
- 塾のクラスが自分の価値のように感じられてしまう
本来,塾は志望校合格に近づくための手段です。 ところが,クラス分けがあることで,いつの間にか 「上のクラスにいること」そのものが目的になってしまうことがあります。
クラス分けがしんどくなる理由
クラス分けがしんどい理由は,単に授業の難易度だけではありません。 気持ちの面での負担がとても大きいのです。
本当は少しレベルを落とした方が理解しやすいと分かっていても, 「下のコースだと恥ずかしい」「同級生に馬鹿だと思われたくない」という気持ちから, 無理をして上のクラスに残ろうとしてしまうことがあります。
私自身も,クラス分けをするタイプの予備校に通っていたことがあります。 だから,下のクラスに行きたくない気持ちはよく分かります。
今なら,授業が難しくて自分のレベルに合っていないのであれば, クラスを落として,自分に合う授業を受ける方が合理的だと思います。
ただ,実際にはそう簡単に割り切れるものではありません。 当時の自分にそれができたかと言われると,気持ちの面で簡単ではなかったと思います。
だからこそ,クラス分けで苦しくなっている生徒に対して, 「気にしなくていい」「下のクラスに行けばいい」と言うだけでは不十分です。 頭では分かっていても,気持ちが追いつかないことがあるからです。
上位クラスにいることと,合格は別問題
受験が終わった後, 「あの子,◯◯大学に落ちたの?ずっと上位のクラスにいたから優秀なはずなのに」 という話は,多くの学校や予備校で起こります。
もちろん,原因は一つではありません。 ただ,その原因の一つが, 背伸びして上位クラスに居続けたこと であるケースも珍しくありません。
上位クラスにいること自体が悪いわけではありません。 しかし,授業の難易度が自分の理解度に合っていない場合, 上のクラスにいることが,かえって合格から遠ざかる原因 になることもあります。
大切なのは,どのクラスにいるかではなく, 今の自分に必要な勉強ができているか です。
無理に上のクラスにいることで起こる問題
上のクラスにいること自体が悪いわけではありません。 ただし,授業が自分の理解度に合っていない場合,次のような問題が起こります。
- 授業を聞いても理解できない部分が増える
- 復習に時間がかかりすぎる
- 宿題をこなすだけで精一杯になる
- 基礎に戻る時間がなくなる
- 分からない部分が積み重なり,受験勉強全体が不安定になる
特に危険なのは, 理解していないのに,授業を受け続けることで勉強した気になってしまうことです。 授業を受けている時間は長いのに,自分の中に残るものが少ない状態になると,成績はなかなか安定しません。
思い切って下位クラスに変更する?
本来は,上のクラスにいることよりも, 自分に合ったレベルで理解を積み上げることの方が大切です。
分からないまま難しい授業を受け続けるより,少しレベルを調整して, 確実に理解できる内容を増やしていく方が,最終的には強くなることがあります。
ただし,気持ちの面でクラスを落とす決断が難しい場合もあります。 その場合は,無理に同じ環境で我慢し続けるのではなく, クラス分けに振り回されない学習環境を選ぶことも一つの方法ですが,選択肢は一つではありません。
- 今の塾のままやり方を変える
- 補助的に個別指導を利用する
- 思い切って学習環境を変える
大切なのは,「どの選択が正しいか」ではなく, 今の自分に合った方法で,志望校に合格するための力をつけられるかです。
キタノジュクの考え方
キタノジュクでは,クラス分けによって生徒を一律に分けるのではなく, その生徒の現在の理解度から指導を始めます。 一人ひとりに合わせて授業を行うため,他の生徒からはあなたがどのようなレベルの授業を受けているのかわかりません。
- 必要であれば,前の単元に戻る
- 得意な部分は速く進める
- 苦手な部分は時間をかけて確認する
- 学校や塾の進度に合わせすぎず,志望校合格に必要な内容を優先する
- 他人との比較ではなく,今の本人に必要な勉強を整理する
大切なのは,今どのクラスにいるかではありません。 志望校合格に向けて,今の自分に必要な勉強ができているかです。
このような生徒には合いやすいです
- クラス分けに疲れている
- 上のクラスにいるものの,授業についていけていない
- 下のクラスにいることを恥ずかしく感じている
- 集団塾のペースが自分に合っていない
- 今やるべき勉強を整理してほしい
- 学校の勉強,塾の勉強,受験勉強の優先順位が分からなくなっている
クラスの上下より,自分に必要な勉強を大切にしてください
クラス分けで苦しくなるのは, あなたの努力が足りないからではなく, 仕組みと自分の状況が合っていないことが原因である場合が多いです。
上のクラスにいること,下のクラスにいることだけで,自分の価値が決まるわけではありません。 大切なのは,最終的に志望校合格に近づく勉強ができているかどうかです。
クラス分けに振り回されて疲れている場合は, 一度,自分に本当に必要な勉強を整理してみてください。
キタノジュクでは,現在の理解度や学校の状況を確認したうえで, 必要な内容を一緒に整理します。 集団塾や予備校のクラス分けでしんどくなっている場合も,お気軽にご相談ください。
LINEで相談するクラス分けに疲れている生徒・保護者からのよくある質問(FAQ)
- 上位のクラスについていけないようでは,合格できないのではないですか?
-
違います。これははっきり否定します。
キタノジュクから関西医科大学に合格した生徒(Aさん)の例を挙げます。
Aさんは,医学部予備校の上位コースに在籍していましたが, 数学の授業についていくことができず, 途中で予備校の数学をやめて,キタノジュクのみで学習する形に切り替えました。
その後,基礎から学習を組み直し, 着実に実力をつけていった結果, 関西医科大学に合格することができました。
なお,その医学部予備校から関西医科大学に現役合格できたのは, Aさんのみでした。 つまり,上位コースの授業を受け続けた現役生の中には, 合格者はいなかったということになります。
また,Aさんが実力をつけた後の段階であっても, 当時使用していた医学部予備校のテキストを見る限り, その授業についていくこと自体が非常に難しいレベルであった と感じています。
このことからも分かるように, 上位クラスについていけるかどうかと, 志望校に合格できるかどうかは,必ずしも一致しません。
大切なのは,上位クラスに残ることではなく, 自分に合った方法で必要な力を積み上げていくことです。
ちなみに,私自身も現役生の頃に大手予備校に通っており, 大阪大学に上位で合格しましたが, 当時は数学の授業の半分以上が理解できていませんでした。
合格後に指導者の立場であらためてテキストを確認しましたが, どのレベルの受験生を想定しているのか分からないほど難易度が高い内容でした。
- ついていけない上位クラスで食らいついていくことで,合格できるのではないのですか?
-
たしかに,ついていけない中で必死に努力をして, 最終的に上位クラスの授業についていけるようになれば, それは大きな力になります。 これは,集団塾に通うメリットの一つともいえます。
ただし,努力をしてもついていけない状態が続く場合は, 注意が必要です。
集団塾の上位クラスでは, 受験本番と比べても難しい問題を扱うことが多いため, すべてを理解しようとすると, 勉強のバランスが崩れてしまうことがあります。
その結果,基礎の確認や標準レベルの定着が後回しになり, かえって合格から遠ざかってしまうケースも見られます。
そのため, 方法を変えれば,上位クラスについていけるレベルに達していなくても, 合格できる可能性は十分にあります。
大切なのは,上位クラスにいることではなく, 志望校に合格するために必要な力を,適切な方法で積み上げていくことです。
- 京都大学を目指しています。京大コースの英語は問題ないのですが,数学でついていけない場合,阪大コースに落とすべきですか?
-
ついていけないコースの授業を受け続けることは, 受験において不利になることがあります。 授業内容を十分に理解できないまま進んでしまうと, 復習に時間がかかりすぎたり,基礎の穴を埋める時間がなくなったりするためです。
一方で,京都大学と大阪大学では,数学の出題傾向や求められる力に違いがあります。 そのため,志望校が京都大学にはっきり決まっている場合, 単にレベルを下げる目的で阪大コースに移ることが,必ずしも最善とは限りません。
この場合は, 京大を目指す方針は維持しつつ,今の理解度に合った学習に組み直す ことが大切です。 予備校内で調整できない場合は,数学だけでも思い切って塾を変える判断が必要になることもあります。
キタノジュクでは,志望校を変えるのではなく, 現在の理解度と志望校との差を確認したうえで, 必要な単元・問題レベル・復習量を調整していきます。
- 同じ学校の友達はみんな私と同じコースですが,授業についていけません。でも,ひとつ下のコースは同じ学校でも勉強ができない人ばかりでコースを下げたくありません。
-
そのように感じるのはとても自然です。 同じ学校の友達が同じコースにいると, 自分だけ下のコースに行くことに抵抗を感じてしまうのは無理もありません。
また,「ひとつ下のコースはレベルが低い」という印象から, そこに行くこと自体に不安や抵抗を感じる方も多いです。
ただ,ここで大切なのは, 周りと同じコースにいることではなく, 自分が理解できる環境で勉強できているかという点です。
上のコースにいても授業が理解できていない状態が続くと, 復習に時間がかかりすぎたり, 基礎が不十分なまま進んでしまったりして, 結果的に成績が伸びにくくなることがあります。
一方で,下のコースに移ることに抵抗がある場合は, 予備校のコースとは別に,自分に合った形で学習を補う という方法もあります。
大切なのは,周りとの比較ではなく, 自分が志望校に合格するために必要な力を着実に積み上げていくことです。
- 上のクラスにいるのに授業についていけません。クラスを落とした方がいいですか?
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授業が難しすぎて理解できていない場合は, クラスを落とす方が結果的に成績が伸びやすいことがあります。
ただし,実際には「下のクラスに行くのは恥ずかしい」「同級生にどう思われるか不安」と感じることも多く, 気持ちの面で簡単に割り切れないものです。
キタノジュクにはレベルによるクラス分けはなく, 今の理解度と志望校に必要な力を基準にして勉強内容を整理します。
- 下のクラスにいると,受験で不利になりますか?
-
下のクラスにいること自体が不利なのではありません。 問題は,そのクラスで自分に必要な勉強ができているかです。
上のクラスにいても,授業を理解できていなければ成績にはつながりません。 逆に,下のクラスでも基礎を固めて着実に伸ばせれば,受験に向けて十分に戦えます。
- クラス分けのある予備校を辞めるべきか迷っています。
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すぐに辞める必要があるとは限りません。 まずは,その予備校で受けている授業が本当に自分の理解度に合っているかを確認することが大切です。
授業を受けても理解できない,復習に時間がかかりすぎる,宿題をこなすだけになっている場合は, 今の環境が合っていない可能性があります。
その場合は,予備校を続けながら補助的に個別指導を使う方法もありますし, 思い切って学習環境を変える方法もあります。
- キタノジュクではクラス分けはありますか?
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キタノジュクには,大手予備校のようなクラス分けはありません。
生徒ごとに理解度・学校の進度・志望校・苦手分野が違うため, 一人ひとりに合わせて授業内容を調整します。
得意な単元は速く進め,苦手な単元は必要に応じて前の内容まで戻ります。 他人との比較ではなく,志望校合格に必要な力をつけることを重視しています。
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