学部名よりも,学ぶ内容と研究分野を見る
化粧品には,成分を探す,配合を考える,肌への作用を調べる,品質を評価する,工場で作る,といった異なる仕事があります。同じ学部でも学科・研究室で専門が変わり,異なる学部から近い研究に進む場合もあります。
まずは「何を扱う学びなのか」を比べ,その次に大学・学科・研究室を調べます。学部の紹介に「化粧品」と書かれているかだけで候補を狭めないことも大切です。
「化粧品なら薬学部?」と決める前に,どんな開発に興味があるかを見てみましょう。
化粧品には,成分を探す,配合を考える,肌への作用を調べる,品質を評価する,工場で作る,といった異なる仕事があります。同じ学部でも学科・研究室で専門が変わり,異なる学部から近い研究に進む場合もあります。
まずは「何を扱う学びなのか」を比べ,その次に大学・学科・研究室を調べます。学部の紹介に「化粧品」と書かれているかだけで候補を狭めないことも大切です。
有機化学・物理化学・高分子・界面化学などを学び,機能を持つ材料や製品を考えます。油と水の混ざり方,泡,粘度,粉体,成分を包み込む粒子などへの関心とつながります。化学工学では,混合・分離や製造工程なども扱います。
学科の名前が応用化学でも,化学工学でも,研究の重点は大学ごとに違います。化粧品以外の材料・エネルギーなども広く学ぶことを含めて比較しましょう。
物質の構造や反応,分子の働き,生命現象の仕組みを基礎から考える進路です。新しい物質を作る研究,界面・溶液の研究,細胞やタンパク質の研究などが,成分・処方・皮膚の研究につながる場合があります。
微生物・植物・動物などを対象に,生命の仕組みや物質の働きを学びます。天然由来成分,微生物が作る物質,酵素,細胞の働きなどに興味がある方の候補です。「農学部だから化粧品とは離れている」と決めつけず,応用生命化学・生命機能化学などの中身を見てみましょう。
有機化学・生化学・薬理・製剤などから,物質が体へどう働くか,どう届けるかを学びます。化粧品科学の履修モデルや香粧品の授業がある大学もあります。薬学部ならどこでも化粧品を専門的に学べる,というわけではありません。
4年制の薬科学・創薬科学系は,研究者・技術者の養成を重視する進路です。6年制の薬学科は,薬剤師養成に必要な学びや実務実習を含みます。4年制課程を卒業するだけで,薬剤師国家試験の受験資格が得られるわけではありません。化粧品の研究開発職全般に薬剤師資格が必須というわけでもありません。
例えば武庫川女子大学の健康生命薬科学科,立命館大学・近畿大学の創薬科学科は4年制です。大阪大学の薬学部薬学科,神戸薬科大学の薬学部薬学科は6年制です。京都大学では4年制薬科学科と6年制薬学科の両方があります。課程の年数と選択時期は,大学の案内で確認しましょう。
研究開発職を考える場合は,学部卒だけでなく修士課程などへの進学も視野に入ります。企業・職種により応募条件は異なり,理系の学部卒から対象となる募集もあれば,修士・博士や6年制課程の修了・卒業者を対象とする募集もあります。将来の応募時点の条件を確認する必要があります。
物質・処方・皮膚などを科学的に研究したいなら,理系の学部・学科が主な候補になります。化粧品の商品企画・マーケティングなどへの関心が強い場合は,経済・経営系なども含め,研究開発とは別に仕事の内容を調べましょう。
「生物を選べば化粧品開発に進める」「物理はいらない」と一律には言えません。志望年度の募集要項・変更予告と,学校でいつ何を履修できるかを合わせて確認します。まだ大学が決まっていない段階では,科目を減らす前に,候補をいくつか並べて考えましょう。
企業との共同研究や協働研究所があっても,その大学へ入れば希望するテーマへ必ず参加できるとは限りません。オープンキャンパスなどでは,学部での学びから研究室へ進む仕組みも聞いてみましょう。
目指す進路の候補になります。大学では広い化学・生命科学の基礎を学び,研究室や大学院で専門を深める道もあります。化粧品の授業の有無と,研究で必要な力を身につけられるかの両面で比較しましょう。
相談できます。関心のある仕事と,学校の数学・理科の状況を一緒に確認します。現在の成績だけで進路を決めず,どの学習を補う必要があり,学校でどの科目を選べるかを考えます。
文理選択や受験科目の検討とともに,現在の学校の学習を進める指導をご相談いただけます。志望先の候補と履修予定,教材・答案を確認し,必要な基礎と演習を考えます。
主な対象は,中学生・高1・高2から,高3に上がる春の生徒です。大阪・十三の教室で個別指導を行い,数学・理科は大阪・兵庫でのプロ家庭教師による指導もご相談いただけます。英語指導は十三の教室でご案内しています。生物は主に中学生・高1・高2からの学習をご相談ください。
大学や学部を決め切っていなくても構いません。興味を持っていることと,今の勉強の様子からお聞かせください。