私は大学受験に向けて,西宮にある予備校に中3から通っていました。
中3では数学・英語を取っていました。
高校に上がったとき,数学・英語に加えて,「物理・化学」という授業があったので,それも取ることにしました。
3月から授業が始まりましたが,4月にはまったく授業の内容が理解できず,ついていけなくなりました。
授業についていけないと,本当に憂鬱です。
塾に行くのも,めちゃくちゃ嫌でした。
そうなると,当然「辞めたい」と思います。
ただ,なかなか辞める決断ができませんでした。理由は大きく2つありました。
- 理系に進むと決めているのに,理科の授業についていけずに辞めて大丈夫なのだろうかという不安
- せっかくお金を払ってもらっているのに,親に「辞めたい」と言いづらい気持ち
あるきっかけで秋に辞められた
そんな気持ちのまま,授業のある月曜日には毎週,憂鬱な気持ちになりながらズルズルと授業を受け続けていました。
4月からついていけなかったのに,気づけば秋になっていました。
秋のある日,京大に通っていて下宿していた兄が実家に帰ってきました。
そのときに兄に「塾の理科の授業が全然わからん」と相談しました。
すると,兄にこう言われました。
辞めたらいいやん。わからん授業を受け続けても意味ないで。
私は,「でも,理系やのに理科を辞めて大丈夫なんかな?」と言いました。
「じゃあお前はこれまでの塾の授業でなにか身についたん?このまま続けたら何か得られるん?」
たしかに,探し出せば何かしら身についた部分はあるかもしれません。
でも,ほとんど何も身についていませんでした。
このまま続けたとして,一体何が得られるんだろうと思いました。
兄の言葉に背中を押された私は,理科の授業を辞める決意をしました。
辞めたら世界が変わった
いざ辞めてみると,信じられないくらい心が軽くなりました。
毎週月曜日に心のなかで降っていた雨が,ピタリと止みました。
心の底から,辞めてよかったと感じました。
辞めてみて思ったのは,「もっと早く辞めたらよかった」ということです。
この気持ちは,今でも変わりません。
わからない授業を受け続けるというのは,本当につらいです。
辞めることを不安に思う必要はありません
「頑張ればついていけそう」なら,もう少し頑張ってみてもいいかもしれません。
でも,まったくついていけない授業を受け続ける意味はないと私は考えます。
それが受験に必要な科目かどうかは関係ありません。
塾の授業についていけず,つらい思いをしているみなさんへ。
辞めたらいいよ。わからん授業を受け続けても意味ないよ。
それに,当時の自分が感じていた「せっかくお金を払ってもらっているのに,辞めたいと言いづらい」についてですが,
今では「自分が全く理解できない授業のお金を秋まで払ってもらって申し訳ない」と思っています。
早めに「辞めたい」と伝えた方が,親のためにもなると思います。
保護者の気持ち
ちなみに,多くの親は,子どもが塾の授業についていけずに苦しんでいる状態で,それでも子どもに塾の授業を受け続けてほしいとは望んでいません。
ただ,当時の私と同じような考えで,「受験に必要な科目だから,やめるんじゃなくて,ついていけるように頑張るよう促したほうがいいんじゃないか」と考える保護者の方は多いと思います。
もし,親に「辞めたい」と伝えたのに,「頑張って続けたほうがいいんじゃない?」と言われた場合は,下記のページを保護者の方に読んでもらうのもいいでしょう。