ひとの意見を全部聞き入れないで
先日,キタノジュクの卒業生で,今は家庭教師をしている大学生と話をする中で,印象に残った話がありました。
その子が言うには,家庭教師先の生徒が,今やっているものとは別の問題集をやりたいと言い出したそうです。
今やっている問題集は,その卒業生がおすすめして始めたものです。
「なぜいきなり別の問題集をやりたいと言い出したのだろう」と疑問に思い,生徒に聞いてみたところ,その答えは,
だったそうです。
これにめちゃくちゃ腹が立ったそうで,
学校や塾の先生に勧められたのならまだしも,なんで家庭教師の私が勧めたものより友達を信じるん?まじで意味分からん。
と話していました。
この言い分はとてもよく分かります。
でもね,実はその卒業生も,高校生のときに同じようなことを私に言ったことがあるんです。
まあ,そのときはあっさり引き下がったけどね。
「友達がこの問題集がいいって言ってたから,やろうと思う」
「いや,その前にこっちをしっかりやらなあかんやん。先生のおすすめよりも友達のおすすめをやるん?」
「たしかに」
不安になると,人の意見が気になる
とはいえ,こういう経験は多くの受験生にあるのだと思います。
実際,私も高校生のときに友達から,
と言われ,それを真に受けて英熟語帳を本屋で買いました。
受験生は,どうしても不安になります。
その中で,いろいろな人の意見が気になってしまいます。
ときには,自分より成績がかなり下の友達の意見でさえ気になってしまうことがあります。
それは仕方がないことですし,悪いことばかりではありません。
芯はぶらさない
ただし,大切なのは芯をぶらさないことです。
友達の意見を聞くこと自体が悪いわけではありません。
でも,気になることがあるなら,その教科について信頼できる先生に相談してみることをおすすめします。
- 今の問題集を続けた方がいいのか
- 別の問題集に変えた方がいいのか
- 追加で何かをやった方がいいのか
- そもそも今やっていることが合っているのか
こういうことを,自分だけで勝手に決めてしまうと,その後に迷走するリスクがあります。
周りの意見を参考にすることは大切です。
ただ,何でもかんでも聞き入れるのではなく,一度立ち止まって,「今の自分に本当に必要なのか」を考えるようにしてください。