北野高校1年生向け 読了目安:5分

高3から数学を指導すると,大きなギャップを感じます

北野高校の生徒に限らず, 高校3年生になってから数学の指導を始める生徒を見ていると, 本人が本来持っている力に対して, 実際の数学の実力が大きく下回っている ことが少なくありません。

理解力が低いわけでも, 数学のセンスがないわけでもありません。

考え方を説明すれば内容を理解できますし, 本来であれば,もっと数学ができてもおかしくない生徒です。

それにもかかわらず, 高校数学の基本的な考え方が十分に身についておらず, 本人の持っている力と,実際に解ける問題との間に, 大きなギャップが生まれています。

では,このようなギャップは, いつから生まれるのでしょうか

高1の夏には,すでに小さな差が見え始めます

ギャップを感じる

数学のセンスは悪くないのに,基本問題の考え方が十分に身についていない

高校1年生の生徒がキタノジュクの体験授業を受けると, 夏休みの時点ですでに小さなギャップが生まれ始めている と感じることがあります。

高校に入学してから, まだ3か月ほどしか経っていない時期です。

学習している内容も, 計算,因数分解,方程式,不等式, 2次関数の最大値・最小値など, 高校数学全体から見れば入口にあたる部分です。

いずれも,大学入試の難問というほどの問題ではありません。

また,特殊な発想や解法が必要で, 指導する先生によって大きな差が出るような部分でもないでしょう。

それでも,実際に問題を解いてもらうと, 数学を学んでいくうえで必要な基本的な考え方が, 十分に身についていないことがあります。

高1の夏に見つかる差は,まだ小さなものです

もちろん,高1の夏休みの時点で見つかる問題の多くは, それほど深刻なものではありません。

少し考え方を説明し, 何問か練習すれば, 短期間で修正できるものも多くあります。

実際に,体験授業の中で考え方を説明しただけで, その場で解き方が大きく改善する生徒もいます。

北野高校生の声

因数分解って,多くの問題でひらめきが必要だと思っていましたが違うんですね!

この時期であれば,まだ十分に修正できます。

ただし,気になるのは, たった1時間ほどの体験授業でも, 複数の小さなギャップが見つかることです。

短い時間の中でいくつも見つかるのであれば, もう少し広い範囲を確認すると, ほかにも修正すべき部分が出てくることは 容易に想像できます

小さなズレは,少しずつ大きくなります

高1の夏は, 高校に入学してからまだ数か月しか経っていない時期です。

この段階で生まれている差は, まだ小さなものでしかありません。

最初はわずかなズレであっても, それが半年,1年,2年と積み重なると, 高校3年生になったときには大きなギャップになります。

高3になって突然数学ができなくなったのではなく, 高1の頃に生まれた小さなズレが, 修正されないまま積み重なっている ことも多いのです。

塾で数学を習っていても安心とは限りません

北野高校生の声2

映像授業を見て理解できていたつもりだったんですけど...

体験授業を受ける高校1年生の中には, すでにほかの塾で数学を習っている生徒もいます。

塾の授業を受け, 宿題にも取り組んでいるため, 本人も保護者の方も, 数学の勉強は順調に進んでいると思っていることがあります。

しかし,実際に問題を解いてもらうと, 数学を考えるうえで必要な基本姿勢が 身についていない場合があります。

これは,塾で何も習っていないという意味ではありません。

授業で解法を教わり, 習った問題を解けるようになっていても,

  • なぜこの式変形をするのか
  • どのような形を目指して計算するのか
  • 問題文の条件から何が分かるのか
  • 別の問題でも同じ考え方を使えるのか

という部分まで, 十分に考えられていないことがあります。

習った問題は解けても, 問題の形を少し変えられると解けなくなる場合は, 解法を覚えているだけで, 数学の考え方が身についていない可能性があります。

塾に通っているかどうかだけでは, 数学の勉強が順調に進んでいるかは判断できません。

数学は,高1から始めても時間が足りなくなる科目です

数学は,大学入試までに身につけるべきことが 非常に多い科目です。

公式を覚えるだけではなく, 計算力,論理的な考え方,典型問題の解法, 問題文の読み取り方,答案の書き方などを 身につけなければなりません。

さらに,数学Ⅰ・A,数学Ⅱ・B・C, 理系の生徒であれば数学Ⅲまで, 広い範囲を学習する必要があります。

高1から塾に通い始めたとしても, 入試本番までに十分な状態に仕上げるのは簡単ではありません。

だからこそ,大学入試では, 数学で大きな点差がつきます。

高3になってから数学を立て直そうとすると, 目の前の入試問題への対策と, 高1・高2内容の復習を同時に進めなければなりません。

本人に十分な理解力があったとしても, 残された時間が足りなくなることがあります。

順調だと思っている生徒にも,ギャップはあります

数学の勉強がうまく進んでいないと感じている生徒には, ほとんどの場合, 何らかのギャップが生まれています。

  • 学校の授業を聞いても内容が分からない
  • 定期テストで思うような点数を取れない
  • 学校の問題集や課題を自力で進められない
  • 解説を読んでも理解できない

このような状態であれば, 早めに対処したほうがよいでしょう。

一方で,注意が必要なのは, 自分では数学の勉強が順調に進んでいると思っている生徒です。

学校の授業にはついていけている, 定期テストでもある程度の点数を取れている, 塾にも通っている, 問題集も一応進めている。

そのような生徒であっても, 問題の形が少し変わると解けなかったり, 基本的な考え方が十分に身についていなかったりすることがあります。

高校数学では, 今の点数だけではなく, 今後の学習につながる考え方が身についているか を確認する必要があります。

2026年度の定期テストは夏休みに解き直してほしい

2026年度の定期テストの中でも, 第1中間の数学Ⅰと,第2中間の数学Ⅰ(イ)には, 今後数学を勉強していくうえで役立つ良い問題が 多数出題されていました。

北野高校の定期テスト

北野高校の定期テストは難しい。
でも,大事な問題がいっぱい出てるよ!

難問や奇問が並んでいたというよりも, 高校数学の基本的な考え方が身についているかどうかを 確認できる問題が多かったように思います。

北野高校では授業の進むスピードが速いため, 授業内容が十分に定着しないまま次の単元へ進み, 苦戦した生徒も多いでしょう。

たっぷりと時間を取れる夏休みに, 問題と答案をもう一度見直し, 自分の力で解き直してほしいと思います。

改めて取り組んでみると, 「テストのときにはあれほど難しく感じたのに, 今見るとそれほど難しくない」 と感じられるかもしれません。

そのように感じられるのであれば, 高校入学後の数か月で, 数学の力が少しずつ身についてきたということです。

解けなかった問題を自分の力で解けるようにして, 夏休み以降の学習につなげてください。

一方で,今から振り返ってもほとんど解けない, 解説を読めば内容は理解できるけれど, 自分で最初から解けるようになる気がしないという場合は, 注意が必要です。

夏休みの時点で定期テストの問題を自力で解き直せないのであれば, 塾や家庭教師による指導を真剣に検討したほうがよいでしょう。

夏休み以降も, 新しい内容は次々と進んでいきます。

時間に余裕のある夏休みのうちに, 分からない部分を残さないようにしてください。

高1の夏であれば,まだ修正できます

高1の夏に見つかる差は, まだ小さなものです。

小さいうちに気づくことができれば, 修正するためにそれほど長い時間はかかりません。

しかし,そのまま半年,1年と進んでしまうと, 修正しなければならない内容が増え, 立て直しに必要な時間も長くなります。

数学の勉強がうまく進んでいないと感じている生徒はもちろん, 順調に進んでいるつもりだけれど, 本当にこのままでよいのか不安があるという生徒も, 早めにご相談ください。

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