保護者向け 読了目安:6分

夏休みは学校の授業が止まる貴重な期間

夏休みは,子どもにとって楽しみな期間である一方, 成績を上げるための大きなチャンスでもあります。

夏休みが大きなチャンスになる最大の理由は, その間,学校の授業が止まることにあります。

普段は,分からないところを復習しようと思っても, その間にも学校の授業は先へ進んでいきます。

学校の宿題や小テスト,定期テストの準備に追われ, 以前の単元まで戻る余裕がない生徒も多いでしょう。

しかし,夏休みの間は学校の授業が進みません。

その時間をうまく使えば,これまで分からないままになっていた内容を復習したり, 休み明けに習う内容を予習したりすることができます。

夏休みだから取り組みやすいこと

  • 分からなくなった単元まで戻って復習する
  • 前の学年の内容を学び直す
  • 休み明けに習う内容を少し予習する
  • 英単語や理科の用語をまとめて覚える
  • 得意科目の応用問題や先取り学習に取り組む

夏休みの価値は,単に自由な時間が増えることだけではありません。

復習している間に学校の授業が先へ進まないことが, 夏休みの大きな利点です。

夏休みに特におすすめしたいのは英語

夏休みに取り組む科目として, 特におすすめしたいのが英語です。

英語は,数日間勉強しただけで, 急にすべてが分かるようになる科目ではありません。

一方で,英単語を覚えたり,英文を読む機会を増やしたりすることで, 少しずつ力を蓄えることができます。

夏休み中に英語で取り組みたいこと

  • 英単語を毎日少しずつ覚える
  • 覚えた英単語を繰り返し確認する
  • 自分の学力に合った英語長文を読む
  • 基本的な英文法を復習する
  • 分からない英文を一文ずつ丁寧に読む

普段は学校の宿題や定期テストの範囲を覚えるだけで精いっぱいでも, 夏休みであれば,まとまった期間を使って英単語に取り組めます。

一日あたりの量は少なくても, 夏休みを通して継続すれば,大きな積み重ねになります。

また,短いものでもよいので, 英語長文を読む習慣をつけることも大きなプラスになります。

最初から難しい文章を読む必要はありません。 自分の学力に合った英文を,意味を確認しながら丁寧に読むことが大切です。

理科は夏休みだけでも変わる可能性がある

もう一つ,夏休みにおすすめしたい科目が理科です。

理科が苦手になっている原因は,生徒によって異なります。

  • 基本的な用語の意味を理解できていない
  • 重要な公式を覚えられていない
  • 公式をどの場面で使うのか分かっていない
  • 計算方法や単位の扱いが曖昧になっている
  • 以前に習った内容が抜けている

理科では,苦手になっている原因が比較的はっきりしていることがあります。

その原因を見つけて一つずつ解決していけば, 夏休みだけでも状況を大きく変えられる可能性があります。

特に,何となく授業を受けてきたために基礎が抜けている場合は, 教科書や基本問題に戻るだけでも理解が進むことがあります。

理科が苦手な生徒ほど,難しい問題に取り組む前に, 用語・公式・基本問題の確認から始めることをおすすめします。

周囲が休んでいるときの少しの頑張りが差になる

受験生であれば, 夏休みも勉強しなければならないという意識を持っている人が多いでしょう。

一方,受験学年ではない生徒は, 夏休みを何となくだらだらと過ごしてしまうことがあります。

もちろん,夏休みには,普段できないことをしたり, ゆっくり休んだりする時間も必要です。

毎日朝から晩まで勉強する必要はありません。

ただ,多くの生徒があまり勉強していない時期に, 毎日少しずつでも取り組むことができれば, その差は少しずつ広がっていきます。

毎日少しずつ取り組めること

  • 英単語を20個確認する
  • 数学の基本問題を3問解く
  • 理科の用語や公式を一つ確認する
  • 短い英語長文を一題読む
  • 学校の宿題を少しずつ進める

一日だけ長時間勉強するよりも, 短い時間でも継続する方が大切です。

夏休み中の少しの頑張りが, 休み明けの授業の理解や,その後の成績につながる可能性があります。

何をすればよいか分からないときは

夏休みを有効に使うためには, まず何に取り組むのかを決める必要があります。

本人が自分の苦手なところを考え, 計画を立てて進められるのであれば,それが理想です。

保護者の方が,勉強する時間を一緒に決めたり, 必要な教材を用意したりするのもよいでしょう。

ただし,本人も保護者の方も, 次のようなことで迷う場合があります。

  • どこから復習すればよいのか分からない
  • どの教材を使えばよいのか分からない
  • 苦手になった原因を見つけられない
  • 予習と復習のどちらを優先すべきか分からない
  • 計画を立てても本人だけでは続けられない

そのような場合には,塾や家庭教師に相談し, 学習内容や進め方についてサポートを求めるのも一つの方法です。

大切なのは,夏休みの初めから完璧な計画を立てることではありません。

今できることを一つ決めて,実際に始めることです。

学校の授業が止まっている貴重な期間をうまく使えば, 苦手科目に追いつくことも,得意科目をさらに伸ばすこともできます。

夏休みをすべて勉強に使う必要はありません。

ただ,毎日少しずつでも取り組むことで, 休み明けには大きな違いが生まれているかもしれません。

よくある質問

夏休みは一日に何時間くらい勉強すればよいですか?

必要な勉強時間は,学年や現在の学力,目標によって異なります。

受験生でなければ,最初から長時間の計画を立てるよりも, 毎日無理なく続けられる時間を決めることをおすすめします。

夏休みの宿題だけでは足りませんか?

学校の宿題を丁寧に進めることは大切です。

ただし,学校の宿題が現在の苦手分野と一致しているとは限りません。 苦手科目を立て直したい場合は,必要に応じて以前の単元まで戻って復習しましょう。

予習と復習のどちらを優先すればよいですか?

学校の授業についていけていない場合は,復習を優先するのがよいでしょう。

現在の内容を十分に理解できている場合は, 休み明けに学ぶ内容を少し予習しておくと,学校の授業に余裕を持って臨めます。

夏休みだけで苦手科目を克服できますか?

苦手の程度や原因によるため,必ず克服できるとは限りません。

ただし,学校の授業が止まる夏休みは, 分からなくなったところまで戻る貴重な機会です。 特に基礎の抜けが原因であれば,夏休み中に状況が大きく変わる可能性があります。

親が勉強の計画を立ててもよいですか?

本人だけでは計画を立てにくい場合は, 保護者の方が一緒に考えることもよいと思います。

ただし,すべてを保護者の方が決めるのではなく, 本人の意見も聞きながら,実行できる内容にすることが大切です。

無料相談・体験授業