© 2008– KITANOJUKU 北野塾|大阪大学出身の個人プロ家庭教師・個別指導塾
今回はひとつ、簡単な問題を解いてもらいましょう。
次の【 】に当てはまるものを記号で答えなさい。
Tom and I 【 】 good friends.
①am ②are ③is
とても簡単な問題ですね。みなさん、答えはわかったと思いますので、 解答と解説は省略します。
ここまで読んで頂いて、どう感じられましたか? 問題については、 「確かに簡単」「いや、ちょっと不安」「全然わからない」など、 人によって様々なのではないでしょうか。でも、今回本当にお話ししたいのは簡単な問題 という言葉についてです。
みなさんは今、一人でこのホームページを見ているだけなので、上記の問題が分からなくても「わからない」 の一言で終わりでしょう。でも、学校や塾で「この問題は簡単だ」と言われたとき、それが 解けなかったらどう感じるでしょう?
クラスの中で解けないのは自分だけじゃないかといった 不安や焦りが出てくるのではないでしょうか。それによって一生懸命勉強するようになれば良いのですが、 このことが「自分は勉強ができない」といったマイナスの考えにつながることも 十分にあり得ます。
「簡単な問題」という言葉は、「君たちならきっとできる」という激励の意味を含みます。 でも、生徒のほとんどは「簡単」=「できて当然、できなければマズい」と考えています。
そういったことを考えると「簡単な問題」という言葉は慎重に使う必要があり、 私も指導中に、つい口から出そうになってこらえることがあります。 たくさんの生徒を同時に教える際には使わない方が良いでしょう。
家庭教師や個別指導をする際には、生徒に合わせて声かけを行います。 自信過剰な生徒には「簡単な問題」という言葉を何度か使って過度な自信を調整します。 勉強ができず、苦手意識の強い生徒には、どれだけ簡単な問題でも、できるだけ「簡単な問題」という言葉は使いません。 先に「簡単」と言ってしまうと、その生徒は問題が解けても 「自分がすごいわけじゃなくて、簡単だから誰でも解けるんだろう」と考えてしまい、自信につながりません。
似たような言葉で、「なんでこんな問題が解けないの」という言葉は 保護者の方も慎重に使った方が良いかもしれません。 この言葉は「この子は一生懸命勉強すればきっとできる」といった激励の意味で使っているかもしれませんが、 子供にとっては「こんな簡単な問題も解けないなんて、なんて頭が悪いの」と言われているように解釈するかもしれません。