© 2008– KITANOJUKU 北野塾|大阪大学出身の個人プロ家庭教師・個別指導塾
普通は「問題を解いてから解答を見る」のですが、今回は「解答を見てから問題を解く」という勉強法について紹介します。 これは私が高校生の時に行っていた方法であり、大学生になってからも行っていました。 この勉強法は特に、「苦手な科目」「苦手な単元」に対して有効になります。
勉強をしていると、分からない問題というのは当然出てきます。そんなときは皆さんはどうしますか? 塾や学校では「分からなくてもとにかく考えろ!」とか「とりあえず手を動かせ!」という言葉を聞くことがあります。 これは以下の状態にある生徒にとっては正しいと思います。
さっぱり分からない問題を考えるだけでも苦痛なのに、分からなくて 答えを見たのに、答えに書いていることが分からないとなると、モチベーションは一気に下がります。
だから、問題を解く前に答えを見るのです。先に答えを見れば、上記のようなことは避けられます。
一方で、このような勉強法を紹介すると「何も考えないで答えだけ覚えて何の意味があるんだ?」という批判が出ます。 このような批判は、この勉強法を勘違いしている場合に起こるものです。
この勉強法は「何も考えない」勉強法ではありません。 一般的な勉強は「問題を良く考えて解く」というものですが、この勉強法は「なぜその答えになるのかを良く考えて理解する」ことにあります。 例題を出しましょう。
次の【 】に当てはまるものを記号で答えなさい。
(1)I like to 【 】 soccer.
①play ②played ③playing
この勉強法を勘違いしていると「(1)の答えは①」と覚えて終わりとなります。 確かにこれじゃあ、何の意味もありません。大事なのは、じゃあ、なんで①が答えなの?ということです。 解説を見ると「不定詞toの後の動詞は原形」ということが書いてあるでしょう。
これを分からない人が普通に解いていたとしましょう。一生懸命考えたけど分からないから答えを見ると「不定詞~」と書いてある。 なんじゃそら。さっぱりわからん。もうやーめた。となります。
一方で、先に答えを見たらどうでしょう。「不定詞~」という文章を見て、さっきの人と同じように、やーめたとなる人もいるでしょう。 そうなれば、理解度はさっきの人と一緒ですが、疲労度が違います。だって、何にも考えていないのだから。その分、他の所に力を使えます。
でも、私が言いたいのはそこじゃありません。先に答えを見て「不定詞~」という文章を見たときに、じゃあ不定詞って何だろう? 原形って何だろう? と考えて参考書を開いてみてほしいというのが狙いになるのです。それによって解答の意味が理解できたら、その問題はもちろん、 類題についても解けるようになります。
確かに、一生懸命問題を考えてから、答えを見て、さらに参考書を開くのがベストかもしれません。 でも、苦手な科目に対して、そんなに一生懸命勉強できますか?モチベーションは保てますか? 問題を解くときか解答を見たとき、どちらか一方で一生懸命になるのであれば、解答を見たときに一生懸命になるべきです。
ぜひ一度試してみて下さい。